1859年、アベル・クラボスがフランス南西部ピレネー山脈の麓サン・セべに、羽毛加工会社を設立。現在、クラボス家5代目となる長い歴史を紡ぐファミリービジネスであり、ダウンへの造詣の深さについては、もはや語るまでもありません。

現在パリの直営店や百貨店に展開を見せるピレネックスですが、設立当初は、食用として処理された鳥の羽毛をダウンの加工販売・寝具類の生産を手掛けていました。1960年代後アウトドア製品を打ち出してみたところ、登山家やアウトドアフリークの間で評判となったことを皮切りに、アウトドアやウィンタースポーツ仕様のアパレル製品の生産へと踏み切ることへと繋がってゆきます。

1980年代に入り、ピレネックスは遂に本格なアパレル製品に乗り出し、ファッションシーンを意識したプレミアムラインを展開。若手デザイナーとのコラボレーションによる新鮮なフェイスと技術を取り入れつつ、独自に築き上げた長年のノウハウを駆使し、今やフランスを代表する高水準のダウンブランドとしてその名を不動のものとしています。

PYRENEX [GRENOBLE JACKET LADIES"]

見た目はコンパクトでスマートながら、肩まわりなどは動きやすく着用できる

レディース1番人気のロング丈モデル！フードファーがなんともゴージャス。

しなやかさとドレープ感が魅力の高密度に織られた100％ポリエステルの

「フレンチ・ギャバジン」ををアウターシェルに採用。

ポリウレタン膜を内側に張った撥水素材のため、

多少の雨ならへっちゃらなタフネスを兼ね備えています。

体の動きについてくるような絶妙なフィット感に、

お尻まですっぽり隠れるレングスは、

下半身が冷えやすい女性の体をしっかりと温め、

スカートからパンツまでスタイル良く見せてくれるスリムシルエットも魅力。

機能性は本格的ながら、

見た目はコンパクトでタウンユースにしっくり馴染むモダンな一枚です。

PYRENEXで使用されているダウン

世界でも高水準といわれているピレネックスのダウンは、水鳥（グース・ダック）の産地として欧州でも有名な地域であるピレネー山脈の麓サン・セべという厳しい気候条件下で育ったダック（アヒル）から採取された高品質な羽毛を使用しています。

生産地について

ピレネックスを語る上で最も特筆すべきが、この箇所であると言っても過言ではないでしょう。

ダウン製品の要であるダウンの生産は、全てピレネー山脈の麓サン・セべの自社工場近郊に設けた飼育農場にて、寒暖差の大きな寒冷地において、良い餌、良い飼育環境の下、ストレスを与えずに14～16週間育成された成熟したダック（食用として処理されたダック）を飼育。

ストレスなく健康的に成熟したダックのダウンクラスター（ダウンボール）は大きく、羽毛の状態も非常に良好なものとなります。

製品化まで

刈りたてのダックの羽毛は腐敗する前に素早く下処理を行い、丁寧に洗浄、乾燥を繰り返し、不純物の除去を徹底的に行った後に袋詰めされます。

原毛の仕入れから仕上げまでを一貫して自社で行っているピレネックスならではの徹底した管理体制だと言えます。

袋詰めされた羽毛は、大型の選別機の中で風を当てながらその軽さごとに分別され、軽いダウンボール部分・重いフェザー部分の5段階のうち、最も軽いダウンが使われています。

フィルパワーとダウンの品質

ピレネックスのダウンウエアでは、700フィルパワー（一部アイテムは850フィルパワー）のダックダウンが使用されています。

（※フィルパワーとはダウンの嵩（かさ）高性を表す指標であり、ギュッと圧縮させたダウンを解放させた時に、そのダウンがどれだけ膨らみ復元するかを数値化したものです。）

「フィルパワーの値が高い＝ダウンの膨らみが大きい」ため、嵩高性に富んだ仕上がりになり、保温性が高いと言えます。

（同質量のダウンで比べた場合、嵩高性が高い方が空気をより多く蓄えることができるため。）

この蓄えられた空気が層となって、冷気を遮断し、体熱が放出されるのを防いでくれます。

(cm)

*スタッフが手作業で採寸しております。多少の誤差はご容赦下さい。

*適応サイズにはお客様のサイズのとらえ方や履き心地の好みなどにより個人差がございます。おすすめサイズ及び日本目安サイズは、あくまでも目安としてご参照下さい。

*前身頃の着丈はフード部分（襟）部分は除いた数値となります。